石田雅芳 教授(立命館大学 食マネジメント学部)
専門分野は、イタリアの食文化、スローフード哲学と食のアクティヴィズム。
同志社大学大学院文学研究科修士課程(芸術学)修了、専門はイタリアルネッサンス美術。ロータリー財団の国際親善奨学生としてイタリア・フィレンツェ大学に留学。
日本人初のフィレンツェ市公認ツーリストガイドとして、現地で美術や食をテーマとしたセミナーを企画。日本人や現地の青少年の文化教育活動にも従事しその普及に貢献した。取材を通して出会ったスローフードの活動の「おいしい、きれい、ただしい(Good, Clean and Fair)食べ物をすべての人が享受できるように」=『きちんとしたものを食べる習慣を身につけ、持続性のある方法によって幸せに暮らす』価値観に感銘を受け、スタッフとして活動に参加。
スローフード協会イタリア本部の唯一の日本人スタッフとして、スローフード・ジャパンの創立を始め、食の国際ネットワークにアジア初として日本の参加を促進。スローフード・アワードでは日本初の受賞者の選出に尽力した。また食科学大学(イタリア)の開学時より日本人学生のエントリーと学生生活をサポート。同大学での地域学習の一環として日本における実習をスタートさせ、食科学研究への日本食文化の導入に尽力。
2018年4月、新設された立命館大学・食マネジメント学部の教授に就任。コロナ禍によりオンライン授業を余儀なくされた2020年以降は、オンラインならではのメリットを活かした海外在住の食の専門家を招いた授業を積極的に展開している。
所属団体:
立命館大学食マネジメント学会、和食文化学会、全日本・食学会、
日本家政学会食文化研究部会、
Associazione Verace di Pizza Napoletana (真のナポリピザ協会)、
Associazione Amici delle Alici(チェターラ市イワシ友の会)名誉会員