第6回 インコントロ 講演会・昼食会

日時:2017年5月18日(木) 11:20~13:30

会場:リーガロイヤルホテル 2F 「桐の間」

講師:マルコ・ロンバルディ氏
   [在大阪イタリア総領事]

演題:来日4年を振り返って

主催:大阪日伊協会

協賛:アサヒビール(株)
   サントリーホールディングス(株)
   ※50音順

 

「第6回インコントロ 講演会・昼食会」が5月18日、総会に続いてリーガロイヤルホテル2階の「桐の間」で開かれ、約70人が参加しました。

講演会は、2013年2月から在大阪イタリア総領事を務めるマルコ・ロンバルディ氏を講師に迎え、「来日4年を振り返って」と題して開かれました(通訳は総領事補佐官・経済商務官の中谷陽子さん)。

マルコ・ロンバルディ総領事の講演要旨

4年半の在任で、きょうは最後の話す機会をいただき、ありがとうございます。私が総領事に着任したときは、空席が1年間続いていました。着任して大阪府の松井知事を訪問したときに「イタリア総領事館を閉鎖するのかと思った。あなたが来てくれてよかった」と言われたことがたいへん印象に残っています。私は、休むことなくイタリアを広めることが使命と思い、毎年200件のイベントを管轄の西日本で開催してきました。さまざまな地方自治体の助けがあってこそ、これまでやってこられたと思います。大阪では居心地のいい4年半を過ごすことができ、人生の美しい1ページを刻むことができました。

最近、イタリアから日本への輸出が増え、イタリアからの観光客が年間5割増えました。イタリア人にとって日本の旅行先と言えば、東京か京都がふつうでした。しかし、このトレンドが変わりました。最近は、大阪も行こう、神戸も行こうというイタリア人が増えてきました。総領事のホームページで西日本の話を情報発信し、イタリアのメディアが取り上げてくれたこともありました。
2016年のG7会合は三重県で開かれました。そのときレンツィ首相(当時)は京都の金閣寺を訪れ、外務大臣は広島へ行ってお好み焼きを食べるなど、政治家が西日本を訪れることができました。西日本を訪れた政治家たちは、日本は東京だけでなく、伝統を重んじる地域や、もっとスローな文化もあると感じたようです。
私は在任中、沖縄、九州、瀬戸内、近畿と各地を訪れましたが、鳥取だけはまだ行っていません。この夏、退任するまでに、有能な秘書に、なんとか鳥取への予定をつくってほしいと言っているところです。

ミラノ万博のとき、大阪市のプレゼンテーションが現地でありました。そのとき、「大阪の人はどんなふう」という質問が会場からあり、私は「大阪の人とイタリア人はよく似ている。人生を楽しむことを大切にしている」と答えました。暮らしを楽しむ術をもっているのが大阪の方々です。でもイタリア人と違うところもあげました。それは「約束の時間を守ること」「必要なときは夜の11時まで働くこと」です。こういうところはイタリア人が学ぶべきところだと言いました。
さて、将来の万博で大阪とパリが争っています。これはイタリア政府の考えではなく、私の個人的な意見ですが、どこへ行っても「万博は大阪で」と言っています。大阪のどこがいいかと聞かれたときに、イタリア人の心を動かす答えを用意できています。
「もしパリで万博があれば、色々な会合の乾杯はシャンパンになり、イタリアのスプマンテは使ってくれないでしょう。しかし、大阪になれば、イタリアのスプマンテで乾杯してくれるでしょう」。ご静聴ありがとうございました。

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講演会の後は昼食会に移り、協会監事でソプラ(株)社長の白川基光氏が「着任以来、総領事は日本とイタリアの友好関係をより一層強くするために様々な活動をされたことを改めて思い起こした」とスピーチ、イタリアのスプマンテで乾杯してスタートしました。

参加者の皆さんは、リーガロイヤルホテルの料理を楽しみながら話に花を咲かせ、あちらこちらに歓談の輪ができました。

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