第5回インコントロ 講演会・昼食会 ~イタリア生活閑談~

日時:2017年3月15日(水) 開場10:30 開演11:00 終了13:30

会場:中之島フェスティバルタワー37階「フェスティバルスイート」

講演:駒村 純一(こまむら じゅんいち)さん
   [森下仁丹(株)代表取締役社長]

主催:大阪日伊協会

協賛:アサヒビール(株)
   サントリーホールディングス(株)
   ※50音順

 

カオスの中に得もいえぬ魅力

 

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 「第5回インコントロ講演会・昼食会」が3月15日、中之島フェスティバルタワー37階のフェスティバルスイートで開かれました。ゲストは森下仁丹株式会社社長の駒村純一さん。ミラノで通算14年間暮らした経験を元に、「イタリア生活閑談(かんだん)」というテーマで約50分、語っていただきました。

 講演会にはマルコ・ロンバルディ総領事、ステファノ・フォッサーティ イタリア文化会館-大阪 館長も参加し、会員ら約60人が駒村さんの話を傾聴しました。

 イタリア暮らしについて「想像もできないことが日常で起こる国」と語る駒村さんは、まず、ご自身でも車を一台盗まれた経験がありました。「私の知人では7年で6台盗られた人もいました。特にベンツは盗まれる確率が高い。イタリアでは、泥棒の仕方まで芸術的でね。スカラ座のチケットをどうぞ、と言って渡し、戻ってきたら車がなかったという人もいました。私はサングラスを車にいくつも置いていたら、一番高いのだけ持っていかれました。聞いた話では、たくさんのマンドリンから最も高いマンドリンを盗み出した空き巣もいました」。こうした盗難経験はイタリア在住の日本人の間でよく語り草になっていたようです。

 また、日本社会とは「約束の時間」の概念が違うそうです。「イタリア社会では物事は15分から30分は遅れます。すべてがそう。全体のしくみがそうできているから、慣れればどうってことないのです。だから、気をつけないといけないのは、食事に招かれたときなどは、少し遅れるぐらいじゃないといけない。時間を守ってきっちり行くと、相手はまだ準備中だったりします」と、イタリアでの生活の知恵を教えてくれました。

 また、「アメリカや欧州全般と違ってイタリアは独特の雰囲気を持っている。それは、カトリック、つまりバチカンの力が大きいということ。たとえば、離婚して二度目の結婚は教会ではできません。教義、規律に基づいて社会が動いている側面があります」と語ってくれました。

 イタリアの様々なネガティブな側面を語った駒村さんですが「イタリアでは色々なことが起きる代わりに、楽しいこともたくさんあります。様々な王国が一緒になった国で、地域性もある。カオスの中に、得もいえない魅力があるんです」と話してくれました。

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 最後の質問タイムでは次々に手が上がり、時間が押して5人の方の質問で打ち止めにするぐらい好評のうちに講演は終わりました。

 その後、ロンバルディ総領事が乾杯のあいさつに立ち、「駒村さんが日本に帰ってから、イタリアに対してポジティブな印象をもってくれたことに感謝します」と語り、グラスを傾けました。

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駒村純一さんの略歴

1973年 慶応義塾大学工学部応用化学科卒業。同年、三菱商事に入社。1981年から6年半、ミラノ在住。96年から7年半、同社の事業投資先の会社の社長を務める。2003年8月森下仁丹に入社、執行役員。06年10月から同社代表取締役社長を務めている。

事務局からのお知らせ

事務局よりご連絡いたします。

大阪日伊協会の17年度総会と第6回インコントロは、5月18日午前10時半から、リーガロイヤルホテルで開かれます。
また、会員の皆様にはご案内を差し上げます。

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